らいなです。
ブログを再開するきっかけにもなった「家を建てる」ことですが、ハウスメーカーの一条工務店で建てることになりました。
そこで、今回は私(と旦那)が一条工務店に決めた理由をまとめていきます。一条工務店にお願いしようか迷っているときに1つの意見として届けば幸いです。
一条工務店とは?
“家は、性能。”をコンセプトに静岡県浜松市に本社を構えるハウスメーカーです。数年前は中堅と言われていましたが、”戸建て注文住宅の年間契約棟数において、世界でナンバー1”でギネス記録を達成するなど、大手ハウスメーカーといっても過言ではないと思います。コンセプトにもあるように住宅性能に特化しているのが特徴です。
選んだ理由①コスパ重視だから
私の生涯におけるキーワード「コスパ」。デザインより性能を重視しているため、自然とお値段の比重も性能寄りになります。一条工務店では、ほぼ値引きができないハウスメーカーとして話題に上がりますが、要するに他のハウスメーカーは余分に売上を積んでいることになります。値引き交渉次第で同じ家でも値段が違うというのは少々しゃくに触りますね。
もし、すでに一条工務店の展示場へ行った方はご存じだと思いますが、標準仕様が充実しています。
一条工務店の標準仕様(一部抜粋)
- 全巻床暖房
- 全館空調
- 外壁全面タイル
- システムキッチン(IH、ビルトイン食洗器付き)
- 洗面所(三面鏡+収納)
- シューズクローク
- シューズボックス
- ウォークインクローゼット
- 6坪につき1つクローゼットやパントリー
- 和室
- エコキュート
- エアコン1台
選んだ理由②外的要因(災害や環境)に強いから
一条工務店で家を建てる人は必ず挙げる理由です。
逆にこの理由を挙げない人はどうして建てることになったのか聞きたい…
まず、災害についてです。地震に強いのは他社でもあります。火災に強いのは割りと普通です。さらに、一条工務店は水害にも強い(耐水害住宅)のです。私が家を建てたいと考えている地域は大きな川が近くにあり、堤防が崩壊するともれなく浸水します。そのため、水害に強いというのは私にとってかなりプラスになりました。
続いて、環境についてです。一条工務店といえば、全館床暖房が標準仕様で付いてきます。寒い冬はエアコンいらずと言われています。夏は気密性が高い(建てたときの隙間が少ない)家ですので、猛暑の日でもエアコン1台電源を入れておけば、あとは扇風機を回すくらいで快適に過ごせるそうです。
また、家の弱点といえる窓は高性能で、3枚のガラス+防犯ガラスからできています。サッシ部分も窓としっかり密着するので、かなり重いですが防犯や気密性に貢献しています。
選んだ理由③木造ユニット工法だから
木造は文字の通りなので理解できると思いますが、ユニット工法とは?となると思います。よく対比して言われる工法に、木造軸組工法があります。それぞれメリット・デメリットがあります。
まず、一般的に従来工法と呼ばれる木造軸組工法について説明します。これは 木材を一本ずつ現地で大工さんが組み立てていく工法で大工さんの実力がカギとなります。
ユニット工法は先ほど書いた通り、工場である程度作っており、 ハウスメーカーによって基本となるサイズが決まっています。注文住宅はどれだけ設計段階が良くても、実際の建築段階できちんと作らなければいけません。
選んだ理由④担当の営業さんが良かったから
これは時の運だと思いますが、私たちの担当をしている営業さんは30歳手前の私よりも若いのにしっかりしています。ちょうど若手を抜けた辺りの経験年数になるので、行動も早く勢いがあり、とても親身に話を聞いていただいています。話を聞くと一条工務店の研修はなかなか大変なものらしく、家だけでなく地質についても勉強されるそうです。研修にお金を使える企業は良い企業だと私は思います。
展示場で他のハウスメーカーに行ったとき、ベテランのおじさんに対応してもらったのですが、「奥さんの家事が楽になります」という女は家事するのが普通という意識が丸見えだったので不快になりました。今時、共働き世帯が多くなってきたというのに、夫ではなく実権を握る妻を落とせば契約に結びつくと思っているのでしょうか?
一条工務店に向いていない人・デメリット
ここまで、私が一条工務店を選んだ理由をまとめましたが、ありとあらゆる人におススメかと言われるとそうではありません。ここからは、一条工務店を選んだ場合のデメリットを挙げて、当てはまる人は他のハウスメーカーを検討した方がいいよ!というのを紹介していきます。
デメリット①間取りの制約が大きい
選んだ理由③にも書きましたが、一条工務店は間取りの調整が最小45cm幅しかできません。建設予定地が広いと問題はないですが、狭小地の場合、かなり深刻な問題になります。さらにこの45cmは外壁と面している場合さらに内側外側それぞれ20cmほど狭くなることを考慮する必要があります。外壁がとても分厚いのです。
さらに一条工務店オーナーに有名な「一条ルール」という間取りを決める際のルールが厳しく、耐震性を上げるために制約があり、間取り検討は大変です。置きたい家具によって部屋のサイズを変えたいと考えている人にとって一条工務店では少しルールが厳しいかもしれません。
デメリット②一条工務店オリジナル以外の住宅設備の設置が難しい
選んだ理由①に標準仕様が充実と書きましたが、この標準仕様はほとんどが一条工務店オリジナル商品です。自社生産なので住宅への設置が最適化でき、コストダウンができているのだと思います。オプションに他メーカーが載っている場合は採用できますが、載っていない場合は施主支給となり、一条工務店による保証はありません。設置自体は一条工務店にお金を払えばやってくれたり、自分で業者に頼むことが必要な場合もあります。「絶対に●●のシステムキッチンがいい!」という人は一条工務店はおススメできません。
ただ、一条工務店で建てて施主支給で後付けするという猛者もいますので、Instagram等で調べてみてください。ちなみに、システムキッチンや洗面台など大きめの標準設備に関しては外すとその分減額になるそうです。
デメリット③コスパはいいけど高い
結局、建設費用は高く付きます。4000万円近く貯金があるなら問題ありませんが、多くの人は住宅ローンを利用すると思います。借金です。一条工務店の性能面を考えると安いというだけで大手ハウスメーカーの一角ですので高いです。ランニングコストが低いことも一条工務店のメリットですが、定期的なメンテナンスはもちろんのこと、構造には問題なさそうですので将来的には内装リフォームも必要になってきます。
私は快適さ、住み心地を選択しましたが、例えば子供が巣立つまでは2階建てのローコスト住宅、それからは老後を考えて平屋を建て直すという選択もできます。ローコスト×2回というやり方ですね。どちらが安いのかは将来の経済・社会状況によると思いますので、今ここでは言えませんが。
まとめ
今回は、私が一条工務店を選んだ理由についてまとめました。共感できる人は向いている人、できなければ向いていない人となります。性能に全振りしたい!という人は一条工務店になると思いますが、デザインにも拘りたい、お金もあるという人は木造ではスウェーデンハウスが上位互換になると思いますので調べてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、住宅系ブログには一度に大量の間取りを手に入れて比較しよう!と謳ってアフィリエイトを貼っていることが多いです。ハウスメーカーや工務店に連絡先を知られた時点で担当が決まってしまう恐れがありますので絶対に止めた方がいいです。
また一条工務店で建てる狭小住宅についてブログを書いていこうと思います!
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